透析治療に影響はある?ナフサ不足の報道について

※本記事は報道や公的機関の発表をまとめたものであり、医療的な判断を下すものではありません。実際の治療状況については、必ず主治医および通院先のクリニックにご確認ください

ナフサ不足でなぜ透析治療に影響が出る?

透析治療には「ナフサ(石油由来の原料)」から作られる医療材料が不可欠といえます。

透析治療では、チューブなどの「透析回路」や「廃液容器」、注射器といったプラスチック製品が幅広く使用されています。日本では透析に使用する医療材料は1回きりの使い捨てであるため、継続的な供給が必要です。また、透析液の製造や輸送、大量の水を使う水処理設備、機器を動かす電力なども石油に依存しています。

3月時点の情報では、中東情勢の悪化による原油輸送の滞りから、ナフサの供給不足が指摘されています。一部報道では、タイやベトナムの工場へのナフサ供給が不足し、早いものでは8月ごろから透析回路等の国内出荷が困難になる可能性が示唆されたため、SNSなどで透析治療の停止を危険視する声が広がっています。

参照元:ロイター|ナフサ不足で医療機器が出荷困難の可能性、透析・手術用の品目 4━8月にかけて=関係者(https://jp.reuters.com/markets/commodities/HJNOEZOE4RPQXNDYBVOA3CXZMA-2026-03-27/

透析治療への影響は?関係閣僚会議では「年を超えて供給できる見込み」

4月時点での大臣会見によると、日本政府は医療用を含む化学品全体の国内需要について「少なくとも4か月分」のナフサを確保しているとの発言がありました。また、4月30日の「中東情勢に関する関係閣僚会議」において、中東以外からの輸入拡大等により、中東情勢緊迫化の前に比べて5月から輸入量が3倍となり、年を越えて供給を継続できる見込みと上方修正されています。

海外から輸入している医療機器等についても、直ちに供給が滞るという報告は受けておらず、日本全体として必要な量は確保されている状態です。厚生労働省と経済産業省は一斉点検を行っており、医療機関向けの相談窓口も設置されています。

参照元:厚生労働省|上野大臣会見概要 |令和8年4月7日|大臣記者会見(https://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000194708_00912.html

参照元:首相官邸|中東情勢に関する関係閣僚会議 総理の一日(https://www.kantei.go.jp/jp/105/actions/202604/30kaigi_middle-east.html

参照元:厚生労働省|中東情勢関連対策ワンストップポータル(https://www.mhlw.go.jp/stf/chuto-josei.html

4月時点では透析医療の現場でのナフサ不足の影響はないとの報道も

実際の医療現場でも、すぐに透析ができなくなるような事態は起きていないとの報道もみられます。

日本透析医会の会長への取材報道によると、「現時点では透析医療の現場に具体的なナフサ不足の影響は出ていない」とされています。医療機器メーカーからも直ちに供給に支障がある状況ではないと報告されており、過剰な危機感を煽るマスコミの報道と実際の医療現場にはやや温度差があることが指摘されています。

専門家からは「透析だけがちょっと騒がれすぎている」という声もあがっており、ネット上の情報に対する懸念も示唆されています。

参照元:au Webポータル国内ニュース|ナフサ不足で人工透析治療に危機報道、日本透析医会の会長が「最も懸念していること」(https://article.auone.jp/detail/1/2/2/99_2_r_20260415_1776218984508205

問題は原油不足ではなく流通経路での目詰まり

現在発生している問題の本質は、国全体としての「量の不足」ではなく、サプライチェーン(供給網)における「目詰まり」です。

政府が確保しているナフサの全体量は足りていますが、ナフサを原料とする製品は多岐にわたり、企業が必要とする成分や種類と必ずしも一致しないというミスマッチが起きています。一部の事業者が供給不安から通常よりも多く発注して混乱を招いた事例もあり、これが特定の資材の不足感につながっています。

政府は業界団体へ安定供給の要請を行い、前年同月と同じ量を基本とした調達を周知することで、この流通過程での目詰まり解消に取り組んでいます。

参照元:Bloomberg|ナフサ不足、量確保で即解決といかず-政府対応強調も現場はより複雑(https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-05-01/TEC2Q5T9NJLS00#gsc.tab=0

医療機器の価格上昇による医療機関への影響が指摘されている

現在、医療現場の専門家が最も懸念しているのは、物資の枯渇そのものよりも、医療機器の「価格上昇」による病院経営への圧迫です。

ナフサ不足を背景に、化学メーカーが医療材料等の値上げに踏み切る可能性があります。しかし、医療機関の診療報酬は国が定めた公定価格であるため、材料費が高騰しても病院側で患者さんの治療費を値上げすることができません。結果として、値上がり分はそのまま医療機関の負担となります。

近年はあらゆる物価上昇の影響で赤字に苦しむ病院が増加しており、長期的には透析施設の経営が厳しくなり、患者さんが医療を受けられる場所が減ってしまうことが危惧されています。

参照元:au Webポータル国内ニュース|ナフサ不足で人工透析治療に危機報道、日本透析医会の会長が「最も懸念していること」(https://article.auone.jp/detail/1/2/2/99_2_r_20260415_1776218984508205

ネットやSNS情報だけで判断せず、主治医やクリニックに相談しよう

各報道機関の情報を総合すると、現時点においてナフサ不足によってすぐに透析治療が受けられなくなるような事態は起きていないといえます。国レベルで必要な物資は確保されているという情報もあり、通常通り機能している医療機関は多くあります。

インターネットやSNS上で危機感を煽るような情報を見たとしても、自己判断で治療や通院、食事管理などを中断することは避けましょう。腎臓病の治療は「連続した医療」であり、高血圧や糖尿病の管理も含めて継続することが何より重要です。

今後の治療や物資の状況について不安なことや疑問がある場合は、一人で抱え込まず、まずはかかりつけの主治医や通院先のクリニックに直接ご相談ください。正しい情報に基づき、冷静に対処していきましょう。

仕事終わりに立ち寄りやすい!
東京の人工透析クリニック

人工透析は日々の生活の中で、継続して治療を行う必要があります。
日々の生活の中でなるべくストレスの無いよう、上手に治療と付き合っていかなければなりません。

このサイトでは、東京都内の人工透析クリニック156院を調査しました。
仕事終わりに通院できるように駅から近く、夜間透析が受けられるクリニックを確認しておきましょう。

各エリアで注目の透析クリニックを見る

※エリア部分を押すとクリニックが確認できます。

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  • 新宿・渋谷
  • 新宿・渋谷周辺で夜間透析があり、駅から近いクリニックは?
渋谷笹塚HDクリニック

Googleで「人工透析 東京」と検索した際に出てきた、156院の人工透析クリニックを調査。その中で新宿・渋谷区内にあり、最寄り駅から徒歩1分圏内にある6院を選出。6院の中でも、夜間透析の最終開始受付時間がもっとも遅く、Googleの口コミ評価が高い(4.0以上)「渋谷笹塚HDクリニック」を紹介します。(2023年7月20日調査時点)

渋谷笹塚HDクリニックの
おすすめポイント

人工透析の最終受付時間は18:30と、都内でも夜遅くまで対応。月・水・金は、23:00まで夜間透析を受けられます。他の医療施設との医療連携もしており、合併症対策として栄養指導やフットケアにも注力。場所は京王線の笹塚駅から徒歩1分。新宿・渋谷近辺に勤めている人でも、無理なく通うことができるクリニックです。

渋谷笹塚HDクリニックの医院情報

所在地 東京都渋谷区笹塚1-30-3 ビラージュ笹塚Ⅲ 4F
アクセス 京王線「笹塚駅」より徒歩1分
透析時間 (月・水・金)8:30~14:30、14:00~23:00
(火・木・土)8:30~14:30
休診日 日曜
電話番号 0120-051-137(フリーダイヤル)、03-5738-1501

公式HPでもっと詳しく見る

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  • 新橋・品川
  • 新橋・品川周辺で夜間透析があり、駅から近いクリニックは?
品川腎クリニック

Googleで「人工透析 東京」と検索した際に出てきた、156院の人工透析クリニックを調査。その中で新橋駅もしくは、品川駅を最寄り駅とする人工透析クリニックを3院選出。3院の中でも夜間透析に対応し、唯一最寄り駅から徒歩1分の距離にある「品川腎クリニック」を紹介します。(2023年7月20日調査時点)

品川腎クリニックの
おすすめポイント

人工透析の最終受付時間は18:00となっており、休診日は日曜のみ。夜間透析は22:00まで行うことが可能です。透析開始から終了まで、医師が対応。全台オンラインHDFになっており、長時間透析はもちろん腹膜透析もできるようになっています。場所は山手線の品川駅から徒歩1分。品川駅港南口からエスカレーターを降りて、すぐの場所にあります。

品川腎クリニックの医院情報

所在地 東京都港区港南2-6-10 三矢ビル5F
アクセス JR山手線「品川駅」より徒歩1分
透析開始時間 (1クール)7:40~8:15、(2クール)12:30~13:00、(3クール)17:00~18:00
※土曜は17:00~17:20
休診日 日曜
電話番号 03-3458-9801

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  • 赤羽
  • 赤羽周辺で夜間透析があり、駅から近いクリニックは?
望星赤羽クリニック

Googleで「人工透析 東京」と検索した際に出てきた、156院の人工透析クリニックを調査。その中で夜間透析を行っており、赤羽駅を最寄りとする「望星赤羽クリニック」を紹介します。(2023年7月20日調査時点)

望星赤羽クリニックの
おすすめポイント

月・水・金は22:30まで、火・木・土は21:30まで夜間透析を行っている望星赤羽クリニック。メディカルソーシャルワーカーと呼ばれる、患者さんの不安に寄り添うスタッフが在籍。透析に関する精神的・経済的な不安を、気軽に相談できます。ベッドは69床(2023年7月20日調査時点)用意しており、可能な限り多くの人に対応できるよう環境が整えられています。

望星赤羽クリニックの医院情報

所在地 東京都北区赤羽2丁目11番3号 砂田ビル1~4F
アクセス JR京浜東北線「赤羽駅」より徒歩6分
透析時間 (月・水・金)9:00~14:30、16:00~22:30
(火・木・土)9:00~14:30、14:30~21:30
休診日 日曜
電話番号 03-3902-0255

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  • 池袋
  • 池袋駅周辺で夜間透析があり、駅から近いクリニックは?
新線池袋クリニック

Googleで「人工透析 東京」と検索した際に出てきた、156院の人工透析クリニックを調査。その中で夜間透析を行っており、池袋駅から徒歩1分の距離にある「新線池袋クリニック」を紹介します。(2023年7月20日調査時点)

新線池袋クリニックの
おすすめポイント

夜間透析の最終受付は18:00まで、透析自体は22:30まで対応しており、土曜日も診療に対応。I-HDF(間歇補充型血液濾過透析)と呼ばれる、従来の透析システムよりも、毒素の除去効率が良いとされている機械が導入されています。無料のWi-Fiサービスも用意されているため、透析中も自由にインターネットを使うことが可能です。

新線池袋クリニックの医院情報

所在地 東京都豊島区西池袋1-10-10 東武アネックスビル4F
アクセス JR山手線「池袋駅」より徒歩1分
診療時間 (月~土)9:00~、13:30~、15:30~
休診日 日曜
電話番号 03-5911-1250

公式HPでもっと詳しく見る